健康運動指導士の資格と試験勉強の方法

受験資格と取得

 

健康運動指導士の受験資格についてですが、2007年から養成講座のカリキュラムと受講要件が変更されました。変更の骨子は、保健師や管理栄養士、四年制大学の体育学系学部を卒業した人、アスレティックトレーナーやスポーツプログラマー、インストラクターなどの運動指導実務経験者について一部科目が免除されることとなった点で、若干受験しやすくなっています。

 

資格の取得にあたっては、健康・体力づくり事業財団が開催する健康運動指導士養成講座や、同財団から健康運動指導士養成校として認定を受けた大学などに設置された養成講座を受講することが必要で、養成講座では、運動生理学、栄養学やバイオメカニクス、トレーニング、糖尿病などに関する講義と、ウォーキングやエアロビクスダンス、水泳といった実際のフィットネス、運動プログラムの作成実習などで構成されています。

 

こうして養成講座を修了後に受験できる認定試験に合格すると、健康運動指導士台帳に登録されます。登録の有効期間は5年間で、所定の講習として20単位以上(うち実習5単位以上。また基礎講座5単位以上10単位まで)を受講することで更新できます。

 

ちなみに現在の健康運動指導士登録状況は、東京 1,634人、神奈川 992人、大阪 964人など全国合計で13865人ということで、まだまだ少ないのが実情です。